【ひなたのこども】第7回 明らかに認める。

『諦める』の本当の意味とは?本当は、前向きなベクトルを持った言葉みたいですよ。男の子は『諦める』が大切?!

明らかに認める

「男の子育児は、『明らかに認める』→『諦める』ってことらしいよ」
とひろさんが言いました。

最初、「もう大変なのはしょうがないから諦めるしかない」って意味なのかと思って
「えっと、さっきの何だっけ。明らかに諦めるだっけ?」とか聞いてしまったのだけど。

後から気になって、考えたり調べたりしてみました。

そもそも「諦める」は、仏教的な観点からすると「明らかにする」「明らめる」という意味を持つらしいです。

一般的に使う「諦める」は、途中で断念する(未練は残る)、投げ出す、望んでも叶わずそれ以上望むのを止める、というようなマイナスのニュアンスを持つけれど、「明らかにし、それを認める」ことは非常に前向きに響きます。

明らかにして、それをそういうものだと認めた物事について、「ああだったらよかったのに」と思う気持ちは残るにしろ、「ああしておけば状況がかわっていたかもしれないのに、失敗した~~私のバカ~~」という悔いの念は少ない気がしますね。

やることなすこと、謎だらけの男子。
もっとも今は2歳児ならではの謎が多いけど。
プラレールの電車をありったけ小さな袋に入れて持ち歩いたり、
ブロックや積み木をとにかく高く長く積み上げることに執着したり、
気に入らないとどこでもひっくり返って30分ぐらい平気で泣き続けたり、
服の毛玉をむしって食べたり、
などなど。

この「明らかに認める」が効いてくるのは、思春期男子かもしれませんね。

家庭で親が「明らかに認めて」いれば、自分探しの旅にわざわざ行かなくても済むかもしれません。

これまた体のでっかい男子に反抗されたり無視されたりしたら、心穏やかではいられないんだろうなっていうのが容易に想像できるんだけど・・・。